2023/02/14 17:39
今までの一連の記事で、Tシャツ一枚を製造するのにも
・水、農薬、化学薬品の使用によって環境に負荷がかかっている
・途上国の生産者の健康と暮らしに大きな負担を強いている
ということをお伝えしました。
Tシャツなどの服を買うときには、
・サステナブルな原料が使われているか?オーガニックコットン(GOTS認証など)?リサイクル素材?
・どのような労働環境で作られたものか?
・着なくなったあとはどうなるか(回収など)?
このような、「服が製造された過程とその先」をチェックするようにしましょう。
ブランドのホームページを確認する、ラベルを見る、店員さんに聞いてみるのも良いですね。
私たち消費者が、環境と人権に配慮したサステナブルな取り組みを行うアパレル企業から服を買うようになれば、まだ取り組みを行っていない企業も動かざるを得なくなります。消費者が声を上げることで、企業が動きます。私たち一人一人の行動が大切です。
環境の保全と人権への配慮は、世界中の企業にいま求められていることです。
「環境への取り組み ブランド名」で検索すれば、自分の好きなブランドが環境への取り組みを行っているか、いないかが分かります。
いまは、高級ブランドよりもファストファッション(H&M、ZARA、ユニクロなど)のほうが、サステナビリティに関する透明性が高いようです。それだけ、環境問題にどう取り組むかは企業の生き残りをかけた課題なのだと思います。
ぜひ、製造過程や売った後の環境負荷についてオープンにしている企業を選びましょう。
そして、慎重に選んだ服は長く大切に着ましょう。大量消費、使い捨てのファッションはカッコ悪い。服に込められたストーリーを知り、Tシャツ一枚であっても、ひとつの服を長く大切に着ることがかっこいい社会になりますように。
流行を追いかければ、どうしても服は使い捨てになります。流行りに関係なく、「自分のスタイルがある」ということがかっこいい!という考え方に変えていきたいものです。流行のファッションではなくても、自分のスタイルがとびきりステキだと思えるように、私も自己肯定感を育んでいきたいです。
そう言えば、「ジーンズに白いTシャツ」は、流行に左右されず、年代を問わず一生使えるスタイルですね。長く愛着を持って着られるように、好みのTシャツにカスタマイズしたり、オーダーメイドすることもステキだと思います。
服を買うときには、「時代を変えるのは私だ」という意識を持って、ブランドや企業を選びましょう。消費者が動けば企業が動く。きっと未来は変えられます。