2023/10/27 19:25
一般的に、Tシャツの寿命はわずか2年と言われています。Tシャツはアウターと違って肌に直接触れるもので、洗濯の回数も多くなるため、傷みも早いもの。 ですが、以前の記事でご紹介した通り、Tシャツ一枚を製造するのには、原材料のコットンの栽培から製糸、製造、縫製に至るまで、地球環境に大きな負荷がかかっています。お気に入りのTシャツをできる限り大切に着て、100回もしくは4年は着ましょう、とご提案しました。 とは言え、首もとがヨレヨレに伸びたTシャツを着続けるのは難しい。100回もしくは4年を目指して「きれいに」長く着るためには、はじめから首もとがよれにくいTシャツを選ぶことが大切です。 それでは、どのようなTシャツなら首もとがよれにくいのでしょうか。素材、縫製、襟の編み方、厚みの順にご説明します。 <素材> 襟のリブ部分に化学繊維(ポリエステル、ポリウレタン、ナイロン)が含まれているものがよれにくくなります。特にポリウレタンが混ざっているものが型崩れしにくいです。 <襟の縫製> 下の画像のように、ボディの生地を帯状のリブで挟み、ダブルステッチで縫製された「バインダーネック」なら、首もとがよれにくく耐久性が高くなります。バインダーネックはスポーツウェア、アメカジ、ミリタリー系などのTシャツに多く採用されています。
(TRUSSのサイトよりhttps://www.truss-wear.jp/campaign/?page=info&id=12# )
<リブの編み方>
上の画像でも分かるように、襟のリブが縦にしっかり編まれているもの(縦のラインがしっかり見えるもの)が型崩れしにくいです。リブに厚みがあることも大切です。
<生地の厚み>
Tシャツ自体が厚手の生地でできていることも重要です。Tシャツの厚さは「オンス(oz)」で表されますが、5オンス~7オンスがいわゆる「厚手」のTシャツになります。中でもアメリカ産コットンを使った厚みのあるものが最も耐久性があります。
Tシャツの襟がよれやすい、よれにくいことに「値段」はあまり関係がないようです。あくまでも「質」が大切。厚手の丈夫な生地で、リブが縦方向にしっかり編みこまれ、バインダーネックで仕上げられているTシャツを自分の目で見て選びましょう。
Tシャツは、きちんとケアすれば3年以上は着られます。脱ぐときに引っ張らないよう気を付ける、洗濯するときにはネットに入れる、干し方を工夫する、といった日常のケアに気を使い、大切に着ましょう。
ここで、10年着ても型崩れしない、よれない、縮まないTシャツとして定評のあるブランドをご紹介します。
Good OnのTシャツ
https://green-summit.jp/?pid=171119583
Good Onは、Tシャツを製造する前に綿を水にさらして十分に縮ませることで、どんなにお洗濯してもそれ以上縮まず、首もとがよれません。長く愛用していると色落ちはありますが、それもまた経年変化の味として愛されています。プレーンなクルーネックTシャツは、厚手の5.5オンスで一枚4,290円。このお値段で10年着られるなんて、コスパ最強です!
ぜひ、質の高い丈夫なお気に入りの一枚を見つけて、長く愛用してあげてくださいね。